top of page

4.14 Mercredi・エッフェル塔とPalais de Tokyo

朝10時頃起き、朝食をとりました。午前中は、日本から連れて来た人形の写真を撮ることにし、アパートの部屋の窓のところに人形を置いて、三脚を立て写真を撮りました。窓の雰囲気がとても素敵だったので、なかなかいい感じに撮れたのではないかと思います。今日はギャラリーの方が「エッフェル塔の近くの美術館で、面白い展覧会をやっているから見に行こう」と誘って下さったので、行ってみることにしました。午後1時半にギャラリーで待ち合わせだったのですが、私達は15分程遅刻してしまいました。

↑バスから降りて、

背後からエッフェル

塔に接近

↑真下に行ってみると、

エッフェル塔はとても

巨大でした。

↑シャイヨー宮からの眺め

↑エッフェルさん

ギャラリーの近くからバスに乗って、窓から見える風景を楽しみながらエッフェル塔の近くまで行きました。エッフェル塔の裏側の方で降り、歩いて塔に近付いて行きました。写真に収まらない位のその大きさに圧倒されつつ、塔の真下まで行ってみました。真下から見上げるとたいへんな迫力でした。この塔を設計したエッフェル氏の像がありました。少し離れたシャイヨー宮まで歩き、そこからエッフェル塔をしばらく眺めました。

↑パレ・ド・トキオ

ではそろそろ目的の展覧会へ向かいましょうということで、再び歩き始めました。整備された道を暫く歩き、パレ・ド・トキオに到着しました。ここは1937年のパリ万国博覧会で日本館として使われた建物だそうです。入口を入ってすぐのグッズ売り場のような所を見ると、キティちゃんグッズや100円ショップのダイソーの待ち針、マヨネーズなど、日本では普通にその辺にある安い値段のものが、ガラスケースの中にきちんと並べられ、高い値段がついて売られていたのでびっくりしました。ギャラリーの方は下のカフェで休んでいるとのことで、私達二人だけで中に入りました。広々とした会場に、ちょっと変わった面白い作品が並んでいました。暗い部屋の中で大きなスクリーンに映し出される映像作品や、パソコンが置いてあって、見る人がそれに言葉を入力するとコンピューターからの言葉が返ってきて会話出来る作品など、面白いものがたくさんありました。ギャラリーの方との約束の時間が来たことにも気付かずに、夢中になってこのコンピューターで遊んでいたら、「もう行かないと次の約束に間に合いませんよ!」とギャラリーの方が慌てて迎えにきました。

↑それぞれの木の中にスピーカーが

↑本を朗読している人が画面に映っていて、それをヘッドフォン

で聞きながら同じ本を拾って一緒に読む、という作品

↑興味深く作品を見る

↑音楽の地層のような作品

急いで美術館を出て、メトロに乗って次の待ち合わせ場所へ向かいました。4/9にギャラリーにてパソコンの設定を試みたもののその日はうまく行かなかったM氏のお宅へ伺って、再度設定にチャレンジする約束になっていました。メトロを降り、スーパー「モノプリ」の前でギャラリーの方が私達二人をM氏に引き渡し、三人でM氏のお宅へ向かいました。エッフェル塔に近い地域の、部屋数が多く高級感の漂う素敵なアパートです。M氏が紅茶を出してくださり、パソコンの設定に取りかかりました。この紅茶、「香り付けにバナナのシロップを入れますか?」と聞かれて入れてもらったのですが、このシロップというのが実はかなり強いリキュールだったので、私はさっそく頭がクラクラしてしまいました。何度も接続を試し、頭を抱えながら長いことパソコンと格闘しました。なかなか原因が分からず疲れきってきた頃、ようやく原因がはっきりしてきて夜8時過ぎにとうとう接続成功しました。繋がった時は本当に感動の瞬間!という感じがしました。私達はM氏のパソコンをお借りし、自分や友達のホームページを見たり、自分の掲示板に書込みをしたりしました。パリから書込むのはなんだか不思議な感じがしました。

↑このi-bookと何時間も格闘しました。

そしてM氏が接続成功のお礼にと、レイユニオン島の料理の店に連れて行ってくれました。レイユニオン島というのはマダガスカル島に近くにある小さな島だそうです。まず食前酒(ラム)を飲み、白ワインを飲み、赤ワインを飲み、最後はまた強いラムを飲みました。魚のカレー煮やコロッケのような料理など、日本人の口にも合うおいしい料理でした。今まで食べたことのなかった「ブタの血のソーセージ」も食べました。黒くて、ナイフで切ろうとすると中からブチュッと中味が出てきて、見た感じはちょっとびっくりしたけど、食べてみるとなかなか美味しいものでした。次々に料理やご飯のおかわりが出てきて、最後にはお腹一杯で苦しくなってしまいました。M氏はかにえさんの食べっぷり・飲みっぷりをたいへん気に入って「是非もう一度、パリ滞在中にまた別の店に食事に行こう」と誘って下さいました。12時過ぎに食事を終えて、店を出ました。店の場所は全く把握していませんが、確か「このすぐ裏がモンパルナス墓地」と言っていたような感じがします。近くのメトロの駅まで送ってもらい、無事モンガレのアパートまで帰ってきました。メトロの駅の外でM氏がずっと手を振っていて、なんだか可愛らしい感じがしました。M氏が、日本ではまず流行があって、集団でそれに乗る感じで皆同じものを好んだり、見たり聞いたり着たりする傾向があるけど、パリでは他人は関係なく個人個人が自分の感覚で好きなものを見る、着る。パリのそういう所が好きだ。と言っていたのが印象に残りました。

↑レイユニオン島の料理

© 2018 by flowers. Proudly created with Wix.com

bottom of page