
4.12 Lundi(1)・TGVに乗ってブリュッセルへ

↑パリ北駅(Gare du Nord)

↑TGVのホーム(真ん中へん
にチラッと見えている赤いの
がブリュッセル行きの列車)
朝8時に起きてパンを食べ、モンガレ駅からメトロに乗ってパリ北駅へ向かいました。パリに来てから私はいつもお昼近くに起きていたので(かにえさんは早起きして朝市に行ったりしてましたが)、久し振りの早起きでとても眠くボンヤリしていたけれど、ブリュッセル行きのTGVに乗り遅れては大変!と急いで乗り換えをして、無事北駅に到着しました。北駅は国際列車が発着するので、まるで空港のような雰囲気でした。前もって購入しておいた切符を持って、ホームを確認し列車へと向かいました。列車のデザインがとてもかっこよかったです。まずホームの手前にある刻印機に切符を差し込んで、ガチャンと刻印をしなくてはならないのですが、何度やってもなかなかうまく刻印できず、てこずりました。しばらくやって、ようやくガチャン!と成功し無事列車に乗ることができました。切符は2枚一緒に買ったけれど、日にちがギリギリたっだせいか席がバラバラで、それぞれ別々の車両に座ることになってしまいました。ブリュッセルに着くまでの時間、私は一人でボーッと窓の外を眺めていましたが、かにえさんはアムステルダムへ向かう一人旅の日本人のおじさんに出会って(そのおじさんは「こんな所で日本人に会うなんて!」と感激していたそうです)、その方と随分お話ししたということです。パリを出発してから1時間半でブリュッセル南駅へ到着しました。

↑ブリュッセル南駅(Bruxelles
-Midi)

↑街角に立っている案内板を頼りに
グランパレスを探す

↑ハチミツ屋さんのショーウインドー
日本から出発する日に、突然に成田空港で「ブリュッセルに行ってみよう!」と決めたので、ガイドブックも地図も何も持っておらず、ブリュッセルについての知識も全く無いまま、風まかせ状態でここまで来てしまいました。右も左も全く分からないので、駅の観光案内所と思われる窓口に並んで聞いてみることにしました。私達の前に並んでいた人達はみんな、少しややこしい内容だったのか案内に時間がかかっていましたが、私達の順番になって「グランパレスはどこですか?」と尋ねると、窓口のマダムは地図をポンと渡して「歩いて行けるわよ!」と、あっという間に案内が終ってしまいました。マダムの指差した方向の出口へ向かい外に出ると、パリとは違う空気が感じられ、今ベルギーに居るんだなあという実感が湧いてきました。そして全く知らない土地にポンと来てしまって、全く何も分からないということで私はだいぶ緊張していました。通りかかったおじさん(おじいさんだったかな?)に道を尋ね、取り敢えずそちらの方向へ向かって歩き始めました。今日は復活祭の為、殆どの店が閉まっていて、街はしんと静まりかえっていました。

↑ハチミツ屋さんのショーウインドー
↑グランパレスはとても大きくて立派で、圧倒されました。


↑グランパレス、違う方向から見たところ。
↑有名な小便小僧
案内板を見ながら道をずっと歩いていくと、なにやら教会の建物の上の部分らしきものが見えてきたり、観光客らしき人達が歩いて行くのが見えたので、そろそろグランパレスの近くまで来たのではないかという予感がしました。この辺りの観光客相手の店は、復活祭でも関係無く営業しています。雑貨屋みたいな所でブリュッセルのポストカードを買いました。観光客の後ろをついて歩き、グランパレスに到着しました。どんな所なのか来るまで全く知らなかったので、その建物の素晴しさをいきなり目の前にしてびっくりしてしまいました。広場を囲むようにして、大きくて美しい、歴史ある建物が堂々と並んでいました。裏の小道を入っていくと、レース編みや人形などの土産物屋やベルギーワッフルの店が並んでいました。ベルギーに来たので是非ベルギーワッフルを食べてみたいと思い、買って食べました。ちょっと歩いたところに「小便小僧」がありました。想像したより随分小さくて、こぢんまりした感じでした。小便小僧のすぐ近くにエスカルゴの屋台が出ていて、鍋に入ったスープみたいなものを器によそって売っているようでした。どんなものか大変興味はあったものの、実際に食べてみようという気にはなかなかならず、結局食べずじまいでした。

↑ちょっとあやしい日本語
の看板

↑ムール貝、とてもおいしく量も
多く、そしてとても安かった。
お腹が空いたのでお昼にしようと、ムール貝のレストランに入りました。外には「日本語のメニューあります」と書いてあったのですが、中に入って席に着くと、どうもそういったものは見当たりませんでした。でも英語で書いてあって分かったので、ムール貝と、オムレツなどを注文しました。ムール貝の鍋は、大きな鍋にすごくたくさん入っていて、おいしくて感激しました。ポテトフライもたくさん ついていたので、お腹いっぱい!になってしまいました。しかも値段がとっても安いので驚いてしまいました。勇気を出してフランス語で店員さんに「トイレはどこですか?」と自分で聞いてみました。親切に教えてくれたので嬉しかったです。この時から、ブリュッセルに着いてからの私の緊張はすっかりなくなり、リラックスしてこの街の空気を存分に楽しむことができました。(実は、日本からパリに来て以来ずっと毎日こういった感じの緊張が続いていたのですが、この日からすっかり緊張がとれて、思う存分楽しい毎日を満喫できるようになりました♪)
※4/12のパリ滞在日記はまだまだ続きます!