
4/13 Mardi・モンパルナス墓地を訪ねる

↑モンパルナス墓地の外の歩道に咲いていた、黄色い花
お昼少し前に起き、朝食を食べてからア パートを出ました。モンガレ駅の窓口でカルネを買い、メトロでラスパイユ駅へ向かいました。ラスパイユ駅を出るとすぐにモンパルナス墓地はありました。門から中に入り、案内板を見て場所を確認してからセルジュ・ゲンズブールの墓を探しつつ散歩することにしました。彼の墓は、他の墓に比べてずいぶん派手に飾り付けてあり、一際目立っていたのですぐに見つかりました。

↑ゲンズブールの墓。訪れたファンは
ここにメトロのカルネを一枚置いて行く
らしいです。

↑手前の白い方が目立っていますが、
実際には奥の黒い方が本当の墓なのでは
ないかと思います。

↑ラスパイユ駅
ゲンズブールの墓の所で、長い時間ずっと熱心に飾り付けをしていたマダムがいました。私達が近くへ行くと「日本人?」と聞いてきて、数日前にここへ日本人のファンが来て、詩を書いて置いて行ったと言って、その詩が書かれた紙切れを見せてくれました。日本語で書いてあったので、私達はそれを声に出して読み上げました。マダムは、日本の人がよくここへ来るのだと言って嬉しそうにしていました。その後、写真家のマン・レイの墓を探したのですが、案内板を何度も確認して長いこと探したにも関わらず、全く見つけられませんでした。ベンチに座って休み、また探したのですが結局最後まで見つかりませんでした。墓地には陰気な感じは全く無く、公園のような感じで静かで美しく、散歩にもってこいの素敵な雰囲気でした。

↑サン・ペール通りをセーヌ川に向かって
歩き続け、左に曲がる道にその家を発見。

↑ファンの人達の落書きがたくさん

モンパルナス墓地を出て、今度はセルジュ・ゲンズブールの住んでいた家を見に行こうということで、ラスパイユ駅からメトロでサン・ジェルマン・デ・プレへ移動しました。彼の住んでいた家のはっきりとした場所は分からず、「サン・ペール通りを曲がる」というヒントだけで探す感じだったのですが、サン・ジェルマン大通りで地図を見てサン・ペール通りを見つけ、その通りをずっと歩いていくと左側に曲がる道にそれらしき建物を発見しました。壁一面にファンの人達が残して行った落書きがいっぱいで、それはそれはすごい迫力でした。静かな通りとパワフルな壁、この正反対な感じがとても不思議で面白かったです。この雰囲気をしばし楽しみました。夕方ギャラリーに顔を出すことになっていたので、そろそろ行こうかと再びサン・ペール通りに出て歩き始めました。少し歩いたらすぐにセーヌ川に出ました。ゲンズブールはこんなにセーヌ川に近い所に住んでいたんだなあ、素敵だなあと思いました。そして何処に着くか分からないけれど、左に曲がって川沿いにどんどん歩いて行きました。


↑門の中の透明な屋根から差し込む光が
とてもきれいでした。
※4/13のパリ滞在日記はまだまだ続きます!